ぎっくり腰

- 突然、ぎっくり腰になった
- 痛くて、身体を動かせない
- イスに座るのもつらい
- 洋服の着替えもつらい
- ぎっくり腰で咳やくしゃみも怖い
突然のぎっくり腰…その原因は?
急性腰痛、通称ぎっくり腰は、腰部に強い痛みが現れるのが特徴です。何気ない瞬間、または中腰で荷物を上げた時、くしゃみや咳をした時、身体を捻った時など、様々な状況で発生することがよくあります。
一般的には「突然の激しい痛み」となることが多いですが、実際にはきちんとした原因があります。
普段の生活習慣や姿勢の悪さなどが原因で、腰部の筋肉(脊柱起立筋・腰方形筋・広背筋など)に負担がかかり、疲労が蓄積され、筋肉が硬くなります。
そのため、急に腰やその周辺の筋肉を動かしたり伸ばしたりすると、急性腰痛(ぎっくり腰)が発生しやすくなります。急性腰痛には、筋肉や筋膜の損傷、炎症、痛みや仙腸関節の捻挫などが含まれます。
腰のあたりがズキズキと痛くなり、激しい痛みが起きたり、椅子から立ち上がる際に激痛が走る、腰を伸ばすことも難しい、腰に違和感がある、足が上げにくい(股関節が曲がらない)などの症状が見られます。
いつまで安静にすれば良い?
痛みが軽減されたら、できるだけ早く通常の生活に戻るように心がけましょう。実際に、痛みが収まると、過度な安静よりも早く回復するという結果がデータで出ています。ただし、動けないほど激しい痛みがある場合は、無理に動く必要はありません。痛みがある限り、無理は控えるべきです。
また、普段通り、身体を動かすのも重要ですが、ぎっくり腰の場合や同様の動作(急な動き、立ち上がり、かがむなど)を行う場合は、注意深く行いましょう。
- 痛みが軽減されたら通常の生活に戻りつつ、過度な安静には気をつけましょう
- 急激な動きは決してしないように
- 活動は重要ですが、痛みが軽減された後にはゆっくりと動くように心がけてください
応急処置は冷やす?温める?
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初期の3日間はアイシング
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急性腰痛(ぎっくり腰)の場合、通常、初期段階で炎症がらわれます。炎症とは、腫れ、熱感、赤み、疼くような痛みなどを感じます。
炎症の期間は72時間(3日間)です。そのため、最初の3日間はアイシングがおすすめです。湿布よりもアイシングの方が効果的です。
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アイシング法
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氷をビニール袋に入れ、タオルで包み、痛みを感じる箇所に20分~30分間当ててください。また、発熱した際に使う、氷のうでかまいません。
20~30分間冷やしたら、氷を患部から離し、約1時間の休憩をはさみます。なぜなら、冷やし続けると、当てている部分が低温やけどをしてしまうからです。
そして、1時間後に再度、20分~30分間冷やします。この手順を繰り返してください。
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入浴はシャワーのみ
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初めの3日間は湯船に浸からず、シャワーのみでお過ごしください。この期間は強い炎症が生じています。「痛いから、じっくり湯船に浸かろう」と思いがちですが、温めてしまうとかえって、炎症を促すことになってしまいます。
後は、コルセットがあれば固定し、腹圧を上げ、骨盤を固定すると、痛みが和らぎます。
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楽な体勢をとる
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寝る際は、姿勢によって痛みが強くなることがあります。
仰向けのままで寝る場合は、膝の下に丸めた毛布などを置いて、膝を曲げて寝てみてください。横向きで寝る場合は、痛い部分を上にして寝ると良いです。
痛む部分に無理な圧力をかけないように十分に気をつけましょう。ゆっくりと体を動かしながら、痛みが軽減される姿勢を徐々に見つけていきましょう。
ぎっくり腰はbeau骨盤鍼灸整骨院へ!
最初に、炎症を鎮めるため、クリッカーと呼ばれる機器を使います。その後、手技を使って丁寧に腰や臀部の筋肉をほぐし、HV(ハイボルト施術)をかけて痛みを半分以下に軽減します。最終的には、テーピングで部位を固定し、腰周りの安定性をはかります。
ぎっくり腰の程度にもよりますが、だいたい5回の施術(およそ2週間)で、通常の生活に戻ることができますが、あまり放置しすぎると慢性腰痛の原因になることもありますので、急性腰痛(ぎっくり腰)になった場合は、とにかく早く施術を受けることが早期回復への近道です。
